昔、レタッチ職人でした

というコミュに入っている。つまりかなりの年寄りだ（笑）

　随分と久しぶりに、夢の中でそのお仕事をしていたので、懐かしくなった。仕事自体は好きだったけど、朝の９時から夜の２時まで働いて、その後夢の中でもお仕事をしていた。休んだ筈なのに、肩とか腕はバリバリにこっている。夢の時給は誰が払ってくれるんだろうと思ったりしたもんだ。

　あー、そうか。レタッチって判らないか。簡単にいうと、印刷に使う４色のフィルムを作る作業です。出来上がるものは、漫画に使うスクリーントーンが４枚だと思いねえ。仕事道具はカッターとトレス台と巨大な自動現像機。

　色を作る作業をしている割には、周りにまったく色はない。最初はネガで、最後はポジだ。４色のプロセスインキの掛け合わせは、１０％単位ですべて頭の中に入っている。だって、特色は掛け合わせないからね（笑）できるもんならやってみろ。

　特色というのは、プロセスインキ（マゼンタ・イエロー・シアン・ブラック）以外の色の事。りぼんとかの表紙の、蛍光オレンジ、蛍光ピンク。ジャンプとかの表紙だと金・銀だな。あとは白、マットなブラック。

　現実のお仕事で、この前初めて○○塗料というとこの色見本帳を見た。２５センチはあろうかという長さに、１０センチもの厚さ。ぎりぎり携帯できるくらいのサイズなのだろうが、何度も見る者にとっては、マジで手がつりそうな程ツライ。マンセル表色系（こうだっけ？）をまるまる色見本にする必要があるんか？