黒のスイッチが入る

※けんか売ってるような文章なので、あまり読む事はおすすめしないしコメントも受けつけません。いや、来たら読むけど公開はしない。忠告はしましたよ。よろしいか？

　テレビでは小雪とゆーすけさんが闘っているが、いや、ガスと電気が闘っている。上手く住み分けている水槽の中で、互いに領域を侵犯したようだ。ガソリンの代替品としてバイオエタノールを推進する動きがあるらしいが、トウモロコシを主食にしている国の人もいるわけだから（牛も食っとるし）、穀物の価格が高騰するのは当たり前。そこでなぜあくまで燃料を使用する車を使い続けようとするのかそもそも判らない。自動車産業は黒字だからな。でも、自国で生産せず輸入するしかないエタノールに高い金を払うなら、国としてはとんとんになるんじゃねえの。

　急にガソリンが値上がりしたら困る人もいるだろうが、石油燃料はいずれ枯渇するとウン十年も前から言われてきた。みんな知っていた。でもそれへの対策はとられなかった。未だに電気自動車とかソーラーカーとか話だけで、ガソリン車が主流だね。そういや♪博多にゆくなら新幹線〜って歌が聴こえてきて、ナニ言っとん終点なんだから当たり前じゃろと思っとったが。車や飛行機に比べて極端に二酸化炭素料排出量が少ない乗り物なんですよというエコな宣伝で、要するに客引きだったわけだ。（気づくの遅すぎ）世間に興味がないもんだから。　

　ちょっと前に江角マ○コちゃんが「絶対年金はもらえる」とか言ってたけど、CM出たのがまずかったね。記録消失という、普通の会社なら倒産クビ確定の出来事がおこるとは、誰も考えられなかったに違いない。まあ、二ヶ月に一度年金を支払うという、摩訶不思議なシステムがあるところだから。電気もガスも水道も新聞もNHKも給食費も家賃も税金も、保険料さえも一ヶ月単位で払っているというのに。そんなに忙しいのかアナタたちは。何様だ。

　国別にみると、人口はどんどん増え続けていくのではなく、あるところで必ず頭打ちになる。発展状態によってピラミッド型から釣り鐘（だったか？）に移行し、年齢別の人口比はどんどん差がなくなり、逆転現象がおこる。世界ではどんどん人口が増えるが、ここでは減っていく。要するに、高齢者（何歳からだろう）の年金を支払う筈の若者の割合が減っていくということは予測されていたのにもかかわらず、制度は変わらなかった。終身雇用制が永遠に続くとでも思ってたんかね。そんな制度はない。正社員だって、一年契約の仕事だ。（これはホント）それがリストラまで単に続いていただけ。

　一生懸命勉強していい大学に入っていい企業に就職する。それだけの言葉の裏にあるものを誰も公開しない。新卒とか二次新卒（これ、どーゆー意味だ？）の間にどこかに潜り込まなければならない。浪人できるだけ、学生時代の方がましだ。そして卒業の年に募集人員が多いか少ないかは、実に運次第で判らない。一度、就職に失敗したらほとんど正社員として雇われる事はない。企業の本音は、すれてない若い子が欲しい。中途採用なら経験者でないとだめ、でもやはり若い方がいい。経験があるならその分年を取ってるのは当たり前だが。いい企業に就職するの後に続く、一生その会社で働けるというある意味神話めいた保証など、もうどこにもない。銀行が潰れないというのもウソだったしな。でもこれってさー、教えてもらわなくても、誰にでも判るだろ。

　就職してすぐにやめる人がいるのは、仕事に不満があるというのもあるが、人間関係に疲れて力つきるからだ。気づいてないからだ。人間関係の悩みが、物心ついた子どもの時から一生続いて死ぬまで逃れられないのだという事を。（いや、死んだ後にもあるかもしれんが、オレにはわからん。その場合、ナニ関係というんだろう）企業という他の人に雇われる形態の労働をしてカネを得るというそれ以外の選択肢は、残念ながらこの国にはあまりない。どっかの国みたいに、働く前の学生にホントの経済のしくみをきちんと教えて、いい人材にはカネを融資してチャンスを与えよう、なんて事はしない。いい人材という言葉の中には、雇い主に従順であるという意味があるのだよ。はみ出す人間はいらん。もっとも才能のある人はちゃっちゃと自分が大将になって、人に使われるのではなく人を使う立場になるけどな。たとえ成功しようが失敗しようが。

　働きたい人がいるが、就職できない。だって一番高いのは人件費だもん。払う方はより安い労働力を求めて海外に飛び出した。だって、ここは資本主義の国。考えてみりゃ、国がカネ一番主義なんです、という言葉ってコワいよな。

　世紀末には恐怖の大王が降ってきて、地球が滅びるという破滅的な思想をみんな植え付けられていたわけだけども、アレから１０年もたってないとは思えない、遠い昔の出来事のようだ。巷にあふれていたノストラさんの本は、本屋から出版社へ返品されて、とっくに断裁処分だ。その前は東側とかいう社会主義国が大きな脅威だと見なされていた。それが無くなった今（いやまあ隣には韓国も中国もロシアもあるけど）、代わりに（マスコミによると）地球温暖化とかエコとかオゾン層破壊とかなにやら実体のない言葉が脅威になったようだ。地球が滅びるという思想は変わらんみたいだが。仮想敵国ならぬ世界に共通の敵を作り上げようとしている。愚かな民草に、どこの誰が本当の事を報道するもんか。

　モノには価値がある。これが一番目。サービス業とか接客、ようするに人を相手にするのが二番目。三番目に情報。情報は意図的ではなくとも、必ず持っている方が操作するのだ。加工もウソも編集も思いのまま。一番の特権は、情報を隠す事ができるということ。
　みんな情報にカネを払っている。新聞もラジオもテレビも本も映画も音楽も絵画もメールもケータイもネットも2ちゃんも、全部情報だ。そしてそれは瞬時に得る事ができる。情報はひとりでいられない、というのは松岡正剛の言葉だが、必ず現実のモノを媒体としてそれに乗っている。アナタが今目にしているこの駄文はパソコンのモニタ上に映り、メモリに存在しているわけだけども、それは情報を得たという事だ。そして情報を持つものに変わりデジタルデータの特長として、瞬時にどこにでも誰にでもいくつでも発信する事ができる。何らかの加工を経た上で。

　地球の裏側の情報が瞬時に到達し、それが事実かどうか確認するヒマもなく、瞬時に別のところへ伝達される。そして情報は増殖する。氾濫する。混乱する。人は信じたいものを信じるというのがオレの好きな言葉で、それは本当の事だと思っている。

　みんな楽をしようとする。みんな安い方へいく。みんな知ろうとしない。だからこうなった。みんな知っている。それでもこうなった。（なんかコピーみたいだな）

　ここまで書いといていうのも何だけどさ。オレって自分さえ良ければいい人間で、『楽して暮らそう一度きりの人生』が座右の銘なのよ。だからこんなウソ八百の文章なんか信じないように。

　最後に。谷中初音町さま、コメントありがとうございました。ブログ面白かったです。

　バイオエタノールは地球の破壊者　http://blog.goo.ne.jp/yanakahatunechou