ゾロ目

　時計が22：22でカウンターが11111だった。いや、別にどうという事はないですが、何となくうれしい。

　さっき母上のケータイの迷惑メールがあまりにもうるさいので、アドレス変更をした。単純なのにするから……。今度はうたの歌詞にした。しかし、長い。

それなりの訳がある

　デパートで「シューカツの服ありますか？」と訊ねられた事がある。はあ？　一体どこのプランド名だ、と思っていたら就職活動用のスーツの事らしく、別の人が場所を案内していた。その友達同士のような親子連れを見ながら、オレは心の中で服を買う前にまず社会人としてやるべき準備があるんじゃないだろうかと思っていた。

　で、だいぶ前に母上の同僚の娘さんと話した事を思い出した。事務の先輩がいわゆるお局様的性格らしく、物知りですごいイヤミなのだそうだ。
「ああ、知識をひけらかすタイプね」と言ったら、
「ひけらかすって何？」と、その２０代の社会人一年生はのたまった。
「……私はこれだけ知っているのよって、自慢する事」
「うんうん、そんな感じ」
　話は続いていたが、オレは心の中でそのお局様に同情していた。実際にこの子とその人がどんな性格なのか、どんな会話をしているのか知らない。しかし、こういう子を一人前の社会人に育てなければならない手間を考えると、涙が出そうだ。オレなら謹んでお断りする。

　知らない事が悪いんじゃない。判らないかったら何でも聞けばいいさ、失敗する前に。でもさー、オレの予想からすると、相手の都合もおかまいなく、取引先の電話でも遠慮なく訊ねていそうでコワい。清少納言（だったか？）も書いてるじゃないか。気違いの真似をするぞと言って大通りをわめいて走ったら、それはもう気違いなんだと。

　バカだと思われたくなきゃ、あとでこっそり辞書で調べるとか、話を合わせておくとかやりようがあるだろうに。まあ、それも程度があるけど、くやしかったら意地ってもんを見せて頑張ってみろ。

第42回常滑焼き祭り

　サクランボ柄の模様と薔薇のマーク。

　これは素焼き鉢の５号鉢、一個150円。15％引きなので、二個で255円。粘土の鉢は素焼き鉢、駄温鉢、テラコッタの順で水はけが良い。つまり高い温度で焼く程丈夫で水はけが悪くなるわけだ。釉薬のかかった化粧鉢なんかは、もちろん水も空気も通さない。

　競艇場の駐車場で食べたたこ焼きはメリケン粉のかたまりだったので、もう二度といく事はないだろう。という事で、昨日はセラモールの方に行った。常滑祭りもせともの祭りもいつも暑いのだが、昨日は天気が悪かったので、人も多くなくて涼しかった。途中から台風みたいな風と小雨が吹きつけてきたので、外に並べてある鉢を抱えて車に戻った。
　

陶房杉のオリジナル金魚鉢。他の店にも置いてあった。ありそうでなかった陶器とガラスの組み合わせである。このサイズだと金魚は一匹が限界だろうなあ。飼う予定はないけど。でっかい睡蓮鉢に浮き草と金魚って涼しそうでいいなあ。

陶房杉　http://www.tohbohsugi.co.jp/index.htm

せこい

　物価が上がると、売っている方は量を減らすか、代金を上げるかどちらかになる。または、自分のふところが痛むのを我慢するか。

　ちくわは5本入りから4本に、納豆はスズメの涙くらいの小粒になったそうだ。雪印の6P（ロッピー）チーズは、明らかに、高さが減った。横幅を減らすと円にならないし、箱の中で余るしな。箱自体を小さくすると、余計にカネがかかるのだ。しかし、何といってもマクドナルドのポテトSサイズが140円から200円になったのはすごいと思う。ハンバーガー2個分て……。

　最近は良くタダで本を仕入れてくる。チェーン店にはないようだが、個人の漫画喫茶では、月遅れの雑誌が外に良く置いてある。あれはもらって来てもいいのだ。たまに付録もあったりする。表紙にでかでかとマジックで店の名前が書いてあっても、本は読めりゃいいしねえ。漫画の単行本より、『PEN』とか『SCREEN』とか『SPY MASTER』とか、雑誌の方が高いんだよね。漫画雑誌と違って、良い紙を使ってるから。

　図書館には棚の整理のために、年に一回くらいで蔵書のリサイクルをしているところがある。個人が持ち込む市民のリサイクルは年中無休だ。これは生まれる前の本だ、というのに巡り会う事がある。古書店には並ばないような30年前の文庫とか古い参考書とか。

　いつだったか、家にあった『家庭の医学』をブックオフに持ち込んだら、受けつけてもらえなかった。会社から配られたヤツなので、バーコードがなかったのがいかんらしい。会社の名前なんかついてないし、内容はまったく同じなんだが。図書館に持っていったら、新品なので受付の兄ちゃんが恐縮していた。持って帰れと言われる方がイヤに決まっとろうが。広辞苑並みの本なのに。

　『波』とか『図書』とか『新刊展望』とか『本の旅人』とかは、年間購読料一律１０００円だ。本屋に置いてあるのは値段がついているが、出版社の宣伝なのでタダだ。インタビューや連載小説やエッセイも載っているので、本屋へマメに行く人はもらってくるがよろし。ただし、配本は一件の本屋さんにつき2冊くらいなので、書店員ががめていた場合はあきらめよう。

きのう

秋が来た。

やすらぎ

　こうやわらかくて、もふもふとしてて、ふわふわとしてるやつ……。

いよかんっ！　しかし、その胸に顔を埋めたくても（かなりムリがある）、ヤツはうなぎのようにぬるりと両手から逃げていった。ちっ。手乗りハムスターに育てれば良かった。今までのハムスターは肩乗りだったけど、いよかんさんは凶暴なのであまり触らない事にしている。耳朶をかじられてピアスの穴が3つに増えてもなんだし。

　この恩知らずが。誰がえさをやってると思っとるんだ。しかし、超音波も聴こえるくせに、人の話はひとつも聞いていない（大雪師走センセイのお言葉）ハムスターの事なので、オリの外からサツマイモを入れるのがオレでも母上でも関係がないのだった。仕方ないので中綿がくたくたになった抱き枕を抱いている。




　いよかんのふかん。

まさかの復活！

　夏にパソコンを使うと暑い。ティガー君の隣には、おなくなりになったiMacももこがいる。電源が入らなくなってもう半年以上たつ。キーボードにたまったホコリを掃除しながら、もうそろそろ捨てなくちゃいかんなとー思っていた。そして、モノは試しにいつものくせで電源をポチッと入れてみた。……何で緑のランプが点いたままなの？　ハードディスクがからからと回る懐かしい音がして、ハッピーマックが現れ、アイコンパレードが始まった。

　うわああ。もしうっかり捨ててどっかの物好きに拾われていたら、ヤバかった。サバトファイルとかサバトファイルとかサバトファイルとか裏小説とか。いや、そんな場合じゃない。友人の連絡先とかメルアドとか移してなかった分を手書きでメモって、ヤバいブツはゴミ箱に消去。

　そうか、捨てられたくなかったんだね、ももこ。しかしこの子をどうしようか。じじい（父上）の部屋は半分以上物置だけど、電話線が引けないなあ。あ、そうだ。父上も母上も旧まきがめと上海しかやらないから、かまわないな。もちっとハードディスクの中を整理してから押し付けようっと（笑）しかしいつまで動くつもりだ、ももこよ。

つい歌う

ガ〜リガ〜リ君、ガ〜リガ〜リ君、ガ〜リガ〜リ君。

おっと、いかん。歌っているうちに溶けてきた。あぢ。滅多にお目にかかれんが、外がソーダで中がバニラ、そしてラムネの粒の入ったアイスって、なんて名前じゃったかのう。


　おニューの元ネタ帳。
　白いのはMONOCHROMEの手帳。ジョージでバーゲンで買いました。真ん中は一目惚れした蛙のピクルス君。一番右は、オジサン雑貨の、Ａ５のファイル。ベロが３つあって、分けて入れられるので重宝します。オジサンと二頭の犬が空を飛んでいる、シュールな絵柄。

オジサン雑貨、はじめました。　http://www.rakuten.ne.jp/gold/p-creation/

　裏の読者はここには来ないと思いますが、元ネタ帳というのは小説のネタの事です。といっても別にゑろばっかりを書いているわけではなく（結構あるから、ノートはゴム付きに限るんだが）、タイトルの候補とか、気になってメモした事とか、自分でよく判らない字が書いてあります。書いたら綺麗に忘れます。当然です。覚えていられるくらいなら、帳面（死語か……）なんかいりません。

　たまにぱらぱらとめくってみて、書き加えたり削除したり、ページごとはぎとって移植したりします。移植先は大体Ａ5かＡ6のレポート用紙です。そこでまた書き加えたり、順番を入れ替えたりします。黒トトロのGOサインがかかったら、文字の打ち始め。

　触○はまだノートで、伯爵とパーはレポートの束。つまり進行している分の紙の束をいつも持ち歩いているわけですね。他の人がどうやって話を作っているのか知らないけど、オレはワープロ打ちながら話を作れる人を尊敬します。

可否

　多分、オレが一番良く飲む飲み物は、インスタントコーヒーである。朝は紅茶だが、仕事場では午前と午後に一杯ずつ。紅茶には大量の牛乳、コーヒーにはスティックシュガー2本と大量の乳製品の白い粉が入っている。そしてどちらもぬるい。前の仕事場には、自分用のコーヒー１kg瓶と角砂糖がどんと置いてあった。

　コーヒーを飲みたくなるのは，要するに脳が糖分を欲しい時だ。別にカフェインで眼を覚まそうとか刺激をとろうとか思っていない。カップに手が伸びるのは、作業の合間に頭の流れをすっきりさせる時とか、勢いを付ける時だ。だから、刺激を求めるのではなく、クールダウンさせたいのだろう。

　缶コーヒーをまったく飲まなくなったのは、微糖とか無糖とかブラックとか、各メーカーがこぞって売り出しにかかった時からだろう。甘くてべたべたするとか、牛乳独特の香りとか、おそらくそれを嫌いな人が開発していったんだろう。それはいいけど、甘いのも残しといてよ。ダイドーのブレンドコーヒーとかオレンジと白のツートンとか350mlのアメリカンコーヒーとかさ。

　本格派レギュラーコーヒーとかうたうんなら、専門店行ってブラックで飲めよ、とか思う。しょせん缶コーヒーじゃん。色々入ってるよ。挽きたてなんか実際ありえないし、専門家のいれたコーヒーは同じ豆を買って来ていれても香りが違うんだよね。

メンソール風味のコーヒー　http://plusd.itmedia.co.jp/d-style/articles/0808/06/news116.html

　強制睡眠により４：４４に起床。10時前の記憶がまったくない。こういう時はコーヒーで無理矢理目を覚まそうとしなくてもいいんだよ。たまには、自分の身体のリズムを尊重しないと生き物として変になる気がする。

二個ゔぃでお

　たまに頭の中を文章以外のもので埋め尽くしたくなり、音楽をかける。ミッチーだと手と足が踊っちゃうし、B’zは歌詞カードを見たくなるんだよね。 i Tune にラジオがついているので、80年代（いわゆるMTV時代）の音楽をかけたり、母上のクラシックのCDを借りたりしていた。

　どうも以前のようにB．G．M．を聴きながら作業する事はできなくなったみたいだ。 バックグロテスクミュージックといったらYMOだよな。CDはスネークマンショーしかなくて、ほとんどテープだ。あとレーザーディスクな。で、二個で検索をかけてみる。

　便利だねえ。おお、たくさんあるやん。長いからこれにしようっと。画面はタイトルだけなのに、コメントを非表示にしてなかったから、アレですよ。見てるうちに書き込みをしたくなるんですよね……orz。

　だから、訳詞を書き込んでるんじゃないよ、自分。何で、日本人の歌に日本語の訳詞がつくのかって？　ほとんど英語で歌ってるからだよ。んでもって、マニアにほど近かった（卓球さんほどではない）ので、マニアの友人が書いてくれた英語の歌詞と日本語の訳詞を今でも持っているのだった。友人はエレクトーンでRYDEENだのテクノポリスだの弾いていた。楽譜を持っていたけど、ライブ演奏のテープで教授のアドリブなんかは耳コピだった。

　オレはといえば楽譜が全く読めないので（五線紙の下に線を一本引いたところが『ド』だ、文句あるか）、友人に引きずり込まれた鼓笛隊では曲を覚えるのに苦労した。ピアニカよりはトランペット、それよりは小太鼓が楽だった。これは耳コピとは言わない。手で覚えているんである。ルービック・キューブみたいに。

こんな写真でアレだが

　ウチのいよかんさんは可愛い。オレの部屋は扇風機しかなく蒸し風呂なので、昼間はクーラーの効いた母上の部屋にいる。人が通ると小屋から出てくるので、通りすがりの人にいろいろいいもんをもらっているらしい。チューペットのきれっぱしとか、サツマイモとか、田舎から届いたハウスみかんとか。


　あんまり甘やかすんじゃない。スイカをやりすぎるもんだから、ほれ、その何だ。小屋が汚れるんだよ。オレは朝パンを焼かなくなったので（暑いからそのままマヨネーズを塗っている）、冷蔵庫のスライスチーズのふちっこが5ミリずつ削られているではないか。だから甘やかすなと言っとろうが。

　お前もお前だ、いよかん。可愛いだけで世の中やっていけると思うなよ。……いや、この場合はやっていけるのか。同居動物は可愛いのが仕事だもんな。

　『どろろ』を観たけどイマイチだった。百鬼丸の立ち位置が定まっとらん。ふわふわしてる感じ。映画を観に行ってない人間が文句をいう筋合いはないかもしれんが、秋田書店のコミック注文書で新刊で全部そろえた人間だから口は出してもいい筈だ。

そろそろエンジンをかけないと

※注意、腐女子の独り言です。

　この前のサバトで、司祭様にアーと神父を描いてもらいました。うふふふふ。バシバシバシ（モニタを叩く音）。リクエストはおやすみチューではなくて、とあるシチュエーションとポーズです。ゑろではありません。自分の頭の中にあるだけのイメージが、目の前でどんどん描かれていく感動はちょっと何と言ったらいいのかなあ。コミケで作家さんにスケッチブックを頼んだりする感覚に近いのかもしれない。いや、頼んだ事はないけど。それだって、手元を覗き込んで描いていく過程を見る事はできないでしょ。

　ありがとう、お二人に会わせてくれたデルアースキーの神様とタカミンお絵描きチャット。年寄りにはつらいが、キャプを取るために睡眠時間を引き換えにするくらいナンボのもんじゃ。心のずんどこまで腐女子だな、オレって。

　教祖様と司祭様は気前が良く、絵を描くのがとても早いので、黒サバトに参加するとリクエストに応えて頂けたりします。司祭様によると教祖様は小脳でお絵描きをされているとの事です。茶々を入れると同時に、ノリノリで描き始めるその様は、ひょっとして脊髄反射なんじゃないかと思う事があります。スゲー。見たいアナタは年齢を偽らず（汗）サバト会場へGO！（サバト宣伝部長）

　いや、まあ自分でも描けばいいんですけどね。（自分の絵で誰が萌えるか）なんせ飽き性なもので。道具はまだどっかに転がってる筈だけど、多分ロットリングは全滅だろうし、Gペンやカブラペンやスクールペンや丸ペンはもう錆びてるだろうな。ペンタブは飽きたら道具を取っ替えるという事ができないもんなあ。

　白トトロはそろそろ黒トトロに筐体を明け渡さないと、マジで無言の圧力がコワい。3ヶ月以上空いちゃったから。表には6月にあげてるんですけど。あ、関係ないですか。そーですか。裏ですね、うら。

働くオトコ

　七夕飾りに負けていないくらいハデだな。しかし、この衣装はまだ地味な方だ。何でヤツは夏でも長袖なのか。日に焼けるのが嫌いなのと、ベイベー＆男子諸君が黒くなると怒るからである。事実は知らんが、少なくともオレは許さん。



　二ヶ月に一度、恒例のミッチーのハガキが届く。ひと月置きにヤツの写真とファンクラブの会報が来るのだ。オレもそろそろ古株ベイベーだのう。別に隠しているわけではないが、ミッチーのファンだというと、大抵みんな笑う。そんで休みの日になると、ライブに行って来たのと訊ねられる。

　何でかねえ、と友人に聞いてみたら「聞かれると嬉しいと思うんじゃないの」とのこと。なら、ピカ一のおっかけとかにも同じように訊ねればいいものを。アレは絶対面白がってると思う。仕事場中に言いふらした人がいて、オレがいつライブに行くのか筒抜けになった事がある。絶対聞かれるのが判っていたので、次の日会社にライブパンフを持っていって見せびらかした。

　ミッチーのライブは冬から春です。と答えると、夏は何やってるのと訊かれる。どれどれ……。

　アニメ『バトルスピリッツ少年突破バシン』のオープニングを歌う。『ヒットメーカー阿久悠物語』に出演する。一条ゆかりセンセイの『プライド』の映画に出る。（あの眼鏡かけた副社長だ）『20世紀少年第一章』にも出ている。そんでレコーディングや作詞作曲をしている。働いてるねえ。早死にせんようにな。

タスポ-2

　前にタスポの事を書いたが、だんだんわかって来た事があるのでもう一発。

　これを手に入れるためには、だいたい千円くらいかかる。だから普及率は２割りくらいだ。当たり前だ。ポイントがつくわけではなし、割引されるわけでもないものに、誰がお金を出す。

　自販機のメーカーも考えたようで、成年識別装置を搭載しているのもあるらしい。要するに顔を判別してこいつは成人だとか、未成年だとか判断するのだ。そのデータは残らないといっているらしいが、根本的な考え方が何かおかしい。で、それで識別できないと、機械に免許証を提示しろという。オレは自分が免許を持っていないから、２、３０万ものカネを払って手に入れる身分証明書というものに首をひねっている。

　それでタバコ屋やコンビニで手に入れようとする人は、成年であることの証明書を見せなければならないらしいが、どこもそんな事はしていない。少なくともオレは一度も要求された事はない。なんつー片手落ちの策だと思う。

　今タバコが問題にされている事には、二つの思惑がある。嫌煙権を主張する人と、税金を取る方の都合だ。税金は取れるところから取るのが基本だ。だからビールなんか、イタチごっこだ。欧米並みにタバコを千円くらいにしろという人がいるが、現在タバコ一箱の税金は6割だ。禁煙する人間が増えるのはいい事かもしれないが、喫煙者が減り過ぎてしまうと今度は税金で元が取れなくなる（自販機の改造とかタスポの発行とかな）。予測してみると高くなっても５００円くらいじゃないか。

　禁煙地区でタバコを吸う人間には、過料2000円の罰金が科せられる。なのに、捕まってる人を見た事はない。当然灰皿もないから、吸い殻もそのまんまだ。地下鉄の階段で出口を出る前に火をつけやがった、目の前のくそオヤジの頭をオレがどつく前に。誰か、そいつを捕まえて下さい。

じんじんじらじら

　両手が痛い。赤い腫れは引いたけれど、触ってみるとまだぼこぼこと湿疹が吹き出している。眠っている時に無意識に掻いてしまうのは仕方がない。あまりに見事に腫れ上がったので、写真を撮ろうと思ったが、自分で両手の写真を撮るっつーのは無理があるのであきらめた。

　日曜の昼は暴力的なまでの日差しだった。あずきバーも3秒で溶けそうだ。どうしても出かけなくちゃいけない用事があって、外へ出た途端後悔した。日焼け止めを塗る時間がないなら鞄に突っ込むとか、日傘を引っ掴んで出るとか、何か方法はあったんだ。日差しが暑いっつーか、いたい。主に太陽光が垂直に当たる頬とか手の甲とか耳の上とか。みなさん、理科の実験でやりましたね。

　日陰の全くない道を自転車でつっぱしって駅に着くと、七部袖の上着から出ていた腕と手の甲が真っ赤っか。な〜に〜？　やっちまったな！、というクールポコのおっさんの声が聞こえてきた。紫外線を浴び過ぎたなと思った時は、だいたい夜にかゆくなるんだけど、駅のホームですでにかゆいぜ。かいたらあかん。赤く熱をもってて、汗がしみる。けど、タオルでこすったらあかん。こういう時は、花粉症と紫外線アレルギーはどっちが大変なんだろうなーと役に立たない事を考えて気を紛らわせてみる。