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龍の姉妹の雑記帳  ほぼ漫画とヘルシングのデルアーと期間限定でミッチー
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作者、川原泉。この話は、白泉社文庫の『甲子園の空に笑え!』に収録されている。川原教授の本をどれにしようか、かな〜り悩んだのだが、今フィギュアをやっているので、これにした。『笑う大天使(ミカエル)』が映画になったので、知ってる人も多いと思って。まさか実写で映画になるとは思わなかったけど。

 この人の話は、ほのぼの、うっかり、のんびりとした雰囲気がただよっていて、こ難しい文章を読んでいるうちに、いつのまにか虜になる。その中でもこれはちょっと異色の作品で、他の話が感動して泣くのにくらべると、かなり切なくて泣けてくる。

 内容はフィギュア・スケートのペアの話で、二人で世界を目指す。ただし、教授の漫画の中に、そこらへんにありがちな根性ものだの恋愛ものだの入る余地はない。登場人物も男女にかかわりなく、妙なコダワリがあったりするのだが、基本的には自分の興味のある事以外、割とどーでもいい性格だったりする。喋り方もぞんざいで、もぎゅもぎゅと良くものを食うのは、他の作品にも共通している。

 世界を目指すというが、二人ともどうしても望んでいるわけではない。ただ何となく、周りに流されてそうなるだけである。でも、感動なんですよ。ラスト1ページでぼーだーと泣いた人はたくさんいると思うな。

 追伸:オレは『架空の森』と『森には真理が落ちている』が好きです。どちらも『美貌の果実』に収録されてます。

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 昔は従業員割引が3割ということもあって、かなりの量の本を買っていた。友人たちの本も多いんだな、これが。漫画とか小説とか雑誌とか、あいつらの本はほとんどオレが買っていた。ねー、事前にチェックしてリストを作ってくるんだよ。電車賃も浮くわな。

 その本屋はデパートに入っていたので、春にならなくてもしょっちゅう図書券のスタンプ打ちに追われていた。外商部という摩訶不思議な部門があるからね。ピンクの7センチくらいの束で、500枚だ。発行する時と使用された時にスタンプを押す。今は発行印は省略されている。紙の束をしごいて斜に準備し、誰か日付の入ったシャチハタを発明してくんないかなー、と思いつつ紙をめくりながらスタンプを押す。5分もあれば打てる。おかげさまで早くなりましたとも。

 包装用紙は、ちゃんと色が入っていて、そのとおりに折れば誰でも綺麗に包めるようになっているのだが。そこは、ほれ。デパートという謎の場所なので。ちゃんとデパートの包装紙で斜めに包むのさ。ゴルフのコンペだの何とか会の商品だの。さらに熨斗までつけなくちゃならないんだ。500円の図書券数枚に100円のが加わって、最後に数が合わない時にはアナタ。袋を一つひとつ開いて確認ですぜ。

 プリペイドの図書カードなるものが作られた時、オレはこれは流行らないだろうと思った。だって、他の本屋に機械がないんだもの。一番のネックは残高金額が表示されない事だな。地下鉄のプリカにはちゃんとついてるのにねえ。今はどうなんだろ。

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著者、遠藤ケイ。小学館ライブラリー。『ビッグコミック』に連載されていたエッセイ集。イラストも著者。

 日本古来の生活雑貨について書かれており、現在でもどこかで使われているものがある。こういう本を読むと日本人ていいなあと思う。道具についてはムダのない美しさが好きだが、例えば鉄瓶の肌の独特の紋様とか、羽織裏の絵とか、墨壺の奇怪な形とか、繊細なこだわりには独特のものがある。お箸の模様も芸術品だよね。あんな狭いところに漆塗りとか螺鈿とか。愛用している道具は握り鋏と椿油と黄楊の櫛くらいかな。静電気がキライなもので。

 自分でもオヤジ趣味だなあと思っているのが、骨董市に通う事だ。今の所、招き猫とガラスの灰皿以外に手を出す気はないが、たまに妙なものを買ってしまう。トンボ玉に五千円も払うなんて、ばっかじゃないのーと自分で思ったりする。ええ、ホント莫迦ですよね。

 絶対に手は出すまいと心に決めているのが、ホームプライドのフレッド君だ。黒い服を着て山高帽をかぶったイギリス生まれのかわいい男の子で、小さいものは塩こしょう入れから、大きいものは陶器の40センチくらいの貯金箱まで。熱烈なマニアがいるので、古いオリジナルのものは信じられないお値段になる。Tシャツくらいなら買ってもいいかなと思うが、あんまり可愛くないのだった。ウィンクをしている小さいフレッド君がいたら心が和むだろうな、と誘惑されるがダメ。うちに一人連れてきたら、絶対に増えるに決まっている。

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---哀愁ただよう左利き爆笑エッセイ。著者、たみやともか。宝島社。左利きの人は周りに何人かいたものの、あまり身近にはいないので、ちょっと読んでみた。

 小学校の時に、友人がつき指をしてしまった。毎日、漢字の書き取りが100字、宿題で出されていたのだが、その子は次の日にちゃんと書いてきた。左手で書いてきたと言う。字の上手い子だったので、左の文字は少し乱れていたが、少なくともオレの文字よりはずっと綺麗だった。両利きの人はちょっとかっこいいな、と思うと同時になんか損じゃねー? と感じる出来事だった。今でも、無理矢理矯正される事はあるんだろうか。

 よく鉛筆がこすれてノートが真っ黒になると聞くけど、小学校は縦書きがほとんどだから、右利きの人もわりと真っ黒になってましたよね。それに、大人になるとボールペンになるから、あんまり変わらないような。まあ、確かに片刃の包丁や彫刻刀の切り出しは、不便だろうけな。習字はまったくもって、右手の世界だ。

 はさみが不便だというのはよく判る。力を入れる方向が逆だもんね。世の中の左利きグッズには、「右利きはさみに慣れてしまった人のための左利き用はさみ」なるものがあるそうな。つまり握りは右手のままで、刃の重なりは左用らしい。でも、それってかえってとても使いづらいような。実際、不便らしい。もう手が覚えてるんだから、右手のままのはさみの方がいいよね。

 アメリカ人が左利きが多いというのは矯正しないからで、全体のおよそ30%いる。おそらく自然状態だと生まれてくるのは、この割合なんだろう。左右対称な形の人間がどちらかに片寄っているというのは、脳みその関係だろうか。

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 作者、ひかわきょうこ。『彼方から』の作者のデビュー作で、千津美と藤臣君シリーズの第一弾。続編は『パステル気分』『銀色絵本』で、これはどちらも長篇です。

 天才的な間合いでドジばかりふんでいる志野原千津美と、無口でカッコいい彼氏の藤臣功君。この人の漫画は、昔からおどろく程、印象がかわっていない。多少の絵柄の変化はあるものの、ギャグのテンポが独特でほのぼのとしている。『荒野の天使ども』のミリアムとダグラスのやりとりは、小気味良いテンポで進んでいくが(西部劇だからね)、千津美と豪法寺君のかけあい漫才は、本人たちが真剣なだけに傑作である。大爆笑ではなくて、ぷっと吹き出す感じ。そんな中でも、ただひとり冷静沈着なのが藤臣君だ。

 千津美の周りの人間たちも面白く個性的で、つっこみ役の友人の三原さんや、弟いじめに命をかけている藤臣君の美人のお兄さんなど。名前もなかったようだが、オレは割と剣道部の顧問のセンセイが好きだ。なんだか、本当にイヤな人間というか、いわゆる悪人がいないんですね。それで、どうやって話がながれていくんだろう、と疑問に思われた方には文庫版をオススメします。こちらは二冊。

 『金魚屋古書店』という漫画で紹介されていた時、もう古本になるのかー、とびっくりした事がある。まあ、年代を考えれば当然かもしれない。これに登場する奥さんのように、藤臣君にあこがれていた人も多いんじゃないでしょうか。先生の目を盗んで、切り抜きを学校に持ち込んだりしてね(笑)オレの新書の『春を待つころ』には、雑誌の付録についていた藤臣君のプロマイドがはさまっていますが、それが何か?

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 作者、熊倉裕一。元はボンボンコミックス。続編の『KING OF BANDIT JING』が『月刊マガジンZ』で連載されてから、旧作も同サイズで新装版になった。書店では間違えることはないだろうけど、通販で買う場合には注意が必要。

 王ドロボウと呼ばれる少年のジンと、相棒の鳥キール。名前から判るように人の名前や土地に、必ず酒の種類が付いているのが特徴です。この人の独自の絵柄や世界観にとりつかれた人は多いと思う。他に似た漫画がないというか。オレはどちらかと言えば、旧作の方が好きかな。読者の年齢層もあるんだろうけど、分かりやすくて(笑)続編はちょっと難解なのだ。

  DVD にもなっております。が、残念ながらまだ見てません。どっか借りられる所はないかなあ。GAME BOY も買いましたが、オレのはゲーム機が初期型なので、色が付いてないのだった。いいところまでいったんだけど、眼が疲れるのと重いのとで途中まで。

 『王ドロボウJING』は本屋で注文を受けたことがある。ホントは出版が未定の注文は受けないんだけど、小学生が一生懸命書いた文字を見ていると、ほほえましい。ボンボンコミックスは、7巻で終わりなんだけど、その男の子はずっと続きを待っていたんだね。漫画家のセンセイもきっと嬉しいだろうなあ。男の子は果たして『KING OF BANDIT JING』の事に、気づいたのでしょうか。今も気になっている。

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作者、猫十字社。今の読者なら『幻獣の国物語』の作者として認識されている方が多いかもしれない。もし、おとーさん、おかーさんが漫画好きな人だったら、質問してみよう。「ねー『黒のもんもん組』って知ってるー?」(笑)

 『小さなお茶会』は『花とゆめ』に、『黒のもんもん組』は『月刊ララ』に、ほぼ同時期に連載されていた漫画です。しかし、その内容といったら、綺麗な上澄み液と底の沈殿物(すんません、たとえが悪くて)というくらい、きっぱりと分かれていた。とても同じ作者とは思えない。いや、絵柄は同じなんですけどね。誰だったか「かりたとめりたととらじゃの疾走する『しぱたっ、しぱたっ』という足音を聞くと、ゲシュタルトが崩壊する」と言っていたくらいだ。うむ、たしかに。描き文字でお見せできないのが、非常に残念です。

 オレの持っている『小さなお茶会』1・2巻は文庫なので、ダイジェスト版らしい。ちぇっ。それも、全一巻の予定だったらしい。(白泉社〜!)どうりで、覚えのある話がないと思った。いつまでもこの珠玉の作品を忘れたくない人たちはいるようで、扶桑社から完全版が出ている。心がささくれだった時には、ぜひこの猫の夫婦に会いに行くことをオススメします。

 追伸:カウンタが未体験のゾーンに突入し「やっぱ、ミッチーと深キョンはちがうな〜」と思っていたら、maoさん、アナタは一体なんて事を。いや、想定の範囲内だ、落ち着け自分。オレに内緒で茶室でそんな事を………ずるい。今度は寝オチしないように、ダルマ持参で乱入します。(それでも、飲むか)

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著者、橋本治。BUNGEI Collection KAWADE BUNKO (河出文庫)いつもは、面白かった本とか好きな本についてつらつらと書いているのだが、反対に人様にはとてもじゃないがお勧めできない(というか、精神衛生上、読まない方が良い)本を考えてみた。これがオレの持っている、一番黒い本です。橋本治氏の著作は、これと『窯変 源氏物語』しか読んだことがないので、他にどのような作品を書かれているのかは知りません。

 あらすじを簡単に言うと、男の子の夢の中で、眠り続けた少女が出会う恋物語。ただし、SF伝奇ロマンに分類されるように、かなり無気味な手触りの小説です。感触が『ドグラ・マグラ』に似ていて、夢が現実を侵食してゆく件はキャロルの『月の骨』のよう。しかも、話に救いがない。何に恐怖を感じるかは人それぞれだが、オレは怖い本といったら、スティーブン・キングを一番に挙げる。この人の、悲しみをともなった恐怖感は、まだ自分が理解できるという点で考えやすい。だから、大勢のファンがいるのだと思う。『暗野』はただ、黒い。もちろん平気な人もいるだろうけど、友人は途中で気分が悪くなったと、つっ返してきた。例の、居酒屋のシーンだ。血の匂いのする小説はいくらでもあるのだが、人の身体から出たばかりの温度をともなった、空間にその匂いが満ちるような描写は、そこらへんのホラー映画なんか、一蹴してしまう。あ、気分が悪くなって来た………。


 まずい。さっさと、本棚にしまってこないと。うっかりぱらぱらとめくってしまったら、オレは明日使い物にならない。一週間くらい、ハイジンだ。この話に戸惑う人は、あまり自由ではないらしい。(解説より)いいです、自由じゃなくていいです。どうか勘弁して下さい。

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『島ひきおに』山下明生・文。梶山俊夫・絵。偕成社。

 絵本です。子どもの頃から持っているものではなく、これはプレゼントで頂いたものです。児童書担当で何が一番イヤかって、荒れ放題の売り場の片付けではなく「ためになる本ありませんか?」と質問されることだった。オススメの本とか送るための本じゃなくて、自分の子どもに与える場合の話だ。多分、質問のとおりこういう人は、本をためになるものだと思っているのだね。まあ、そういうのもありますが、一体どこの誰がそんなことを思って本を読むのだ。面白いから読むに決まってるだろう。仕事のためにビジネス書を大量消費したり、「読書感想文」のために義務で読む訳じゃあるまいし。

 絵本は、字が読めない頃は大人が読み聞かせて、そのあとは自分の好きなものを選ばせろ。立ち読みするのに5分もかかりませんよ。週刊誌より早い。その子が本に興味を示さないなら、それはそれで仕方ないじゃないか。こんなヤサぐれた書店員(しかもアカの他人)のオススメの本なんか、聞くもんじゃありませんぜ。

 児童書は、各出版社から良く担当者の方がいらっしゃいます。新刊の案内とか、棚の補充(欠本)とか、たまに売り場の整理をしてくれる(笑)。営業さんと話をするのは楽しい。クリスマスの少し前、偕成社の方からこれを頂いた。この絵本が好きだというのは、一度しか話してなかったような。思い出すたび、ほわーっとするので、今でも大事に持っている。うっかり読んでしまうと、やはり切なくて。涙そうそう。そういや、落ち込んでいる時に『アンパンマン』を聞いて泣いたことがある。あの、あまりにも有名なフレーズが、実は2番だというのは良く知られている話で。いいよね、アンパンマン。うん。

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作者、川原由美子。本屋で手に取って、少し悩んでいる。ハードカバーの一巻<明珠>と二巻<夜香>からなる完全版の3、200円。バラでも買えるけど、そんな人はいないだろう。

 家に帰って、自分のA5サイズの『観用少女』を引っ張り出した。思わず全巻読みふけってしまいましたわ。朝日ソノラマのこのシリーズは、4巻まで出ている。値段にするとだいたい同じくらいだ。当時、発売されるとあちこちから「貸して」といわれて、オレの本の表紙はぼろぼろである。誰に貸したかは覚えてても、何巻まで貸したかなんて覚えてねーよ。文句を言われる筋合いはない。本屋で発売日をチェックするくらいなら、自分で買いたまへよ。

 4巻から先が出ないので、文庫版が出た時には、この話は終わったのだと思っていた。(『百鬼夜行抄』は続いてますけどね)。調べてみると、単行本未収録作品がかなりあるらしい。なら、なんで5巻を出さないんだよ、朝日ソノラマ。売れてるんでしょうが、この漫画は。文庫版を持っている人はさらに気の毒で、こちらは2巻までしか出ていない。

 この人の話は長篇もそうだが、特に短編が秀逸だと思っている。プランツ・ドールにまつわるオムニバス形式の話で、変わらないのは眼鏡をかけたうさんくさい店主のにーちゃんくらいだ。この美しい人形たちは、やはり大きいサイズで見たい。カラー原稿完全収録かー、欲しいなー。現在、貧乏のずんどこ(どん底のさらに下)なんだよなー。理由はわかってるね?

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作者、森下裕美。ヤングジャンプコミックス全8巻。集英社文庫全4巻。

 友人が大好きで、誕生日にゴマちゃんのぬいぐるみをあげた。押すと「きゅー」と鳴くので、みんなが触りまくり、まっ白だったゴマちゃんは、文字どおりゴマフアザラシ(灰色)になってしまった。そのお返しにアシベのハンカチをニ枚もらった。小学生が使うような、マンガのプリントされたやつ。まあ、オレも好きだけど。最近、赤いプリントの方を全然見ないと思っていたら、それは意外な所で発見された。

 父上は4級小型船舶の免許を持っていて、小さな船を車に積んでいる。魚釣りに行った時、船の中にやけに赤い所が2ケ所ある。どこかで見た柄だ。オレのハンカチは二つに裂かれて、パテで固められていたのだった。

 話を聞いてみると、穴を塞ぐのに丈夫な布が欲しかったらしい。なるほど。何もハンカチでなくとも。自分のハンカチや古着や、タオルがあるじゃないか。人の物を無断で使うか? しかも船はクリーム色で、まあその赤の目立つこと。それ以来、魚釣りに行ってそれを見る度、「沈め、沈んでしまえ」と思ってしまうのは、ムリもない事だといえましょう。

 ニセパールの宝石箱の真珠も、いつの間にかむしられていたことがある。沙魚が好きなのよね。ってさあ。バラビーズならいくらでも、持ってるのに………。

 久しぶりに朝までサバトに乱入。酒を飲み過ぎて寝オチしてしまいました。そこで何をしてるのかって? 良い子は知らなくていいんですよ。

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 調べ物は大抵本からだが、たまにネットを探ると恐ろしいまでの情報が氾濫している。蜘蛛の巣どころか、地引き網でごっそり引き上げたみたいだ。当然、中の獲物は真贋の区別なく玉石混交の状態だ。時折、ここにあるのは一体何なのだろうと考える。

 人間の欲というものから見てみると、知りたいというのは知的好奇心だろう。日記やブログで個人の文章や絵を発表するのは表現欲だろうし、ニフティや ASAHI ネット(今は MIXI か)などの集団に属したいというのも欲の一つ。(文が黒いのはここまでだ)

 その反対に人間には知らない方が良かった、ということもあるよね。いや、別に全然たいした話じゃないんだけど。『スター・ウォーズ』の新シリーズ公開前に、可愛い男の子が出ててさ。コーラのCMかなんかであっさりと正体をばらしやがって、あの外人どもが。そりゃ、判ってましたよ。新シリーズは過去の話だから、その少年がアナキン・スカイウォーカーで、ヤング・ダースベーダーだろうという事は!

 『封神演義』はオレにしては珍しく主人公が好きになった作品で、あのセコさと抜け目のなさとヘタレ具合がお気に入りだった。そのねーちゃんは、原作を読んだと友だちに大声で話していたのさ。「妲己と聞仲と黄飛虎も、みんな死んじゃうのー」………。

 バスの中だったので(イベントの帰りだよ)逃げようがなかった。大体想像はつきますけど、何も連載途中にバラす事はないじゃんかー。『知る権利』を主張するのは勝手だけど、『知りたくない権利』も尊重してくれよー。

 単行本を集めるのは途中でやめました。

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『暴れん坊本屋さん』全三巻。作者、久世番子。発行所、新書館。現在、本屋さんについて一番詳しく描かれている漫画がコレです。本屋兼マンガ家(本人がこう書かれている)の番子センセイが、描かれたエッセイコミックでございます。

 新聞に書評が載っていて、ふーん地元なんだぁと思って、次の日買いに行きました。オレはハチさんに似ています。BLは読んでませんが、腐女子です。暴れているのは果たして本屋さんなのか、お客さんなのか、それとも両方なのか。本屋さんはいつでも戦っている。相手は、毎日毎日わいて出てくる本と、いくら整頓しても散らかる本と、大量に返品する本と、頼んでもいつまでたっても入らない本だ。ああ、いっそのことお客さんと戦えたらどんなに楽だろう。

 お洋服屋さん(ショップの店員と言った方がいいのか?)がいつも洋服を畳んでいるのを見て、大変だなあと思う。それと同じように、本を整頓する作業は、賽の河原で小石を積むのにも似ている。服を汚したり破いたりする人はあまりいないと思うが、本はどうして折られたり、破られたりするんだろう。子どもが商品を壊したら買い取る親でも、本を買って行くことはまったくありませんわね。もし、この本をお持ちの方がいましたら、是非カバーをめくって見て下さい。

 下は、関係者ならタイトルだけで涙が出ちゃう本です。

『返品のない月曜日—ボクの取次日記』 井狩春男/出版社: 新風舎  ISBN-10: 4797490039  ISBN-13: 978-4797490039

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作者、はやかわともこ。現在17巻まで発行済。ひょっとしてフレンドに手を出すのは初めてかもしれない。

 夜中にやってるアニメをだらだらとはしごしていると、綺麗なにーちゃん4人組が出ていた。主人公の中原スナコちゃんの性格が面白かったので、読んでみた。スナコちゃんはイイ子だ。ただかなり暗くて、人体模型や髑髏のおともだちがいて、スプラッタビデオ鑑賞の趣味があるだけだ。誰に迷惑をかけるわけじゃなし。はやかわ先生は清春激ラブの方らしい。ああ、なるほど。いろんなアーティストの方がモデルになっているらしく、美形がごろごろ。(あとがき漫画でネタバレしてます)

 清春君といえば思い出す、オレが TSUTAYA にいた頃。フロアが3つになっていて、レンタルビデオ、本屋、CD屋という並びだった。朝の雑誌と新刊をやっつけた後、掃除に入る。ささやかな楽しみが、掃除道具入れの扉に貼ってある、黒夢のポスターを見ることだった。どこかの会場でジャンプしているこれは、多分最後のライブじゃないのかな。清春君が泣いたという。とうとう黒夢のライブには行けなかったっけ。

 いつものようにそこに行くと清春君はいなかった。かわりに Dir en grey(後で読み方を教えてもらった)とかいうポスターに変わっていた。オレは走りましたとも。「あそこにあった黒夢のポスターは?!!」………CD屋のおねーちゃんは、「ポスター差し上げますわ」の箱の中から探し出して来てくれた。ついでにSADSのポスターとチラシを大量にくれた。ありがとう。ドラえもんでもコナンでも、好きなものがあったら何でもあげるよ。

 恩返しの日は意外と早くやって来て、ある音楽雑誌を返品する時に、はさまっていたGRAYのポスターを差し上げました。職権乱用ですか。まあ、いいじゃないですか。付録は0円だし、雑誌はほとんど断裁処分されるんだから。

 追加:ミッチーツアーレポ−トを追加しました。ついでにデザインも変更。

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『新・コータローまかりとおる!柔道編』『コータローまかりとおる!L』作者、蛭田達也。


 『週刊少年マガジン』を買ってらした方は、きっと「なつかしーなー」と思われるに違いない。まだやってますが。オレが一番長く買ったコミックスはこれです。一時期、新書用の本棚の半分以上を占めていました。『月刊少年マガジン』に移ってから、『L』になったんでしたっけ? 週刊漫画は約二ヶ月に一度のペースでコミックスが出ますが、それにしても8巻から先が出ないなあ、続きが読みたいなあ。と、思ってちょっと調べたら、どうやら作者が病気療養中らしいです。ああ、そうだったのか。早く良くなられますように。


 やっとコータローの母上の顔を拝めたというのに、父上の顔を見れるのはいつの日になるんだろう。でも、作者の事だから考えていないのかも。(コータローの性格は母似でしたね)作者が空手漫画だと主張しているように、かなりハードな戦いのシーンもありますが、そこでこのギャグを入れるか?、みたいなところが女性のファンも多い理由だと思います。長く続くと、どうしても戦い専門になったり、蘊蓄だらけの訳わからない漫画になったりするんですが。これはいつ讀んでも、面白い。漫画ってのは面白くて当然ですが、作者が特に意識して目指していないと、そうはならないと思うんですよね。


 ただね、一つ許せないことがあるんです。いつとは言いませんが、オレはコータローや麻由美ちゃんより年下だったんです。ええ確かに。それがいつのまにかはるかに年上になり、彼らはダブりとはいえまだ高校生のまま。いいなあ………。

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